2 平成20年の詳細分析
(1)届出月別にみた離婚
月別の離婚件数をみると、最も多いのは3月となっており、その割合は10.3%となっている。親権を行わなければならない子の有無別にみると、親権を行わなければならない子ありが10.9%、親権を行わなければならない子なしが9.5%となっている。夫妻の国籍別にみると、夫妻とも日本が10.4%、夫日本・妻外国が9.0%、夫外国・妻日本が8.8%となっている。(表3)
届出月 | 総数 | 親権を行わなければ ならない子の有無 |
夫妻の国籍 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
子どもあり | 子どもなし | 夫妻とも日本 | 夫日本・妻外国 | 夫外国・妻日本 | ||
離婚件数(組) | ||||||
総数 | 251 136 | 143 834 | 107 302 | 232 362 | 15 135 | 3 639 |
1月 | 20 217 | 11 710 | 8 507 | 18 745 | 1 176 | 296 |
2月 | 20 600 | 11 991 | 8 609 | 19 113 | 1 192 | 295 |
3月 | 25 888 | 15 706 | 10 182 | 24 209 | 1 358 | 321 |
4月 | 22 413 | 13 010 | 9 403 | 20 757 | 1 350 | 306 |
5月 | 20 212 | 11 416 | 8 796 | 18 645 | 1 270 | 297 |
6月 | 20 457 | 11 533 | 8 924 | 18 851 | 1 283 | 323 |
7月 | 20 857 | 11 889 | 8 968 | 19 224 | 1 307 | 326 |
8月 | 19 218 | 10 698 | 8 520 | 17 731 | 1 222 | 265 |
9月 | 20 698 | 11 794 | 8 904 | 19 075 | 1 314 | 309 |
10月 | 21 583 | 12 136 | 9 447 | 19 953 | 1 325 | 305 |
11月 | 17 567 | 9 981 | 7 586 | 16 190 | 1 104 | 273 |
12月 | 21 426 | 11 970 | 9 456 | 19 869 | 1 234 | 323 |
構成割合(%) | ||||||
総数 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
1月 | 8.1 | 8.1 | 7.9 | 8.1 | 7.8 | 8.1 |
2月 | 8.2 | 8.3 | 8.0 | 8.2 | 7.9 | 8.1 |
3月 | 10.3 | 10.9 | 9.5 | 10.4 | 9.0 | 8.8 |
4月 | 8.9 | 9.0 | 8.8 | 8.9 | 8.9 | 8.4 |
5月 | 8.0 | 7.9 | 8.2 | 8.0 | 8.4 | 8.2 |
6月 | 8.1 | 8.0 | 8.3 | 8.1 | 8.5 | 8.9 |
7月 | 8.3 | 8.3 | 8.4 | 8.3 | 8.6 | 9.0 |
8月 | 7.7 | 7.4 | 7.9 | 7.6 | 8.1 | 7.3 |
9月 | 8.2 | 8.2 | 8.3 | 8.2 | 8.7 | 8.5 |
10月 | 8.6 | 8.4 | 8.8 | 8.6 | 8.8 | 8.4 |
11月 | 7.0 | 6.9 | 7.1 | 7.0 | 7.3 | 7.5 |
12月 | 8.5 | 8.3 | 8.8 | 8.6 | 8.2 | 8.9 |
(2)離婚の種類別にみた離婚
夫妻の国籍別に協議離婚と裁判離婚の構成割合をみると、協議離婚の割合は、夫妻とも日本が87.2%、夫日本・妻外国が95.6%、夫外国・妻日本が91.9%となっている。夫妻の届出時の年齢別にみると、夫では15〜19歳で91.4%と高く、70〜74歳で85.5%と低くなっている。妻では15〜19歳で91.9%と高く、65〜69歳で84.1%と低くなっている。(図10−1,10−2、統計表第10−1,10−2表)


(3)親権を行う者別にみた離婚
夫妻の届出時の年齢(5歳階級)別に親権を行う者別の離婚率をみると、親権を行わなければならない子がある離婚率は、夫妻ともに30〜34歳が最も高くなっている。
夫が全児の親権を行う離婚率は、夫妻ともに40〜44歳で最も高くなっている。一方、妻が全児の親権を行う離婚率は、夫妻ともに30〜34歳で最も高くなっている。(図11、統計表第11−1,11−2表)

(4)同居をやめたときから届出までの期間(別居期間)別にみた離婚
離婚の別居期間別構成割合のうち、別居期間が1年未満の割合をみると、82.5%となっている。離婚の種類別にみると、協議離婚が85.1%、裁判離婚が64.4%となっている。親権を行わなければならない子の有無別にみると、親権を行わなければならない子ありが84.1%、親権を行わなければならない子なしが80.5%となっている。同居をやめたときの世帯の主な仕事別にみると、農家が77.6%、自営業が79.4%、勤労者Iが83.9%、勤労者IIが81.2%、その他が83.2%、無職が82.3%となっている。夫妻の国籍別にみると、夫妻とも日本が82.5%、夫日本・妻外国が84.5%、夫外国・妻日本が80.2%となっている。同居期間別にみると、同居期間5年未満で84.5%、5年〜10年で83.0%、10年〜15年で80.9%、15年〜20年で78.6%となっており、35年以上では82.5%となっている。(図12−1,統計表第12−1表)

夫妻の届出時の年齢別にみると、年齢が高くなるに従って別居期間が1年未満の割合が低くなる傾向がある(図12−2、統計表第12−2表)。

